手ぶれを少なくするコツ その4

前回からの続きです


確かに、被写体に近づいて、

ズームレバーは「W」にした方が揺れません。


基本は「W」ですが、

目的と状況によって、

「W(ワイド、広角)」と「T(テレ、望遠)」

を使い分けましょう。


ちなみに、業界では望遠を「タマ」という人もいますが、

ここでは、「ワイド」と「テレ」に統一します。



今回は、同じサイズの画面をワイドとテレで作った場合の、

違いについて、書きたいと思います。


細かく書くと、きりがないので大まかな違いを書きましょう。


まず第1に、背景の面積が変わります。

ワイドだと、カメラと被写体の距離が近いので、

角度が広くなり、被写体の背景が広く映ります。

テレだと、角度が狭くなり背景が狭くなります。

背景がどれ位入るかは、背景の物が遠くなるほど

差が大きくなります。

ワイドの方が、画面を見た時、

背景で場所が分かりやすいとも言えます。

背景の見せたくない物を、画面から外したい場合、

三脚を使って、遠くから撮影するのも手です。


第2に、明るさとアイリス(絞り)にもよりますが、

背景のピントが違います。

ワイドだと、被写体と背景の両方にピントが合いやすく、

テレだと、背景のピントがボケやすいです。

わざと背景をぼかして、被写体だけピントを合わし、

被写体をきわだたせる事もできます。

これは、被写体深度が関係し、アイリスで大きく変わります。

アイリスを開けた方が、背景がボケます。

詳しくは、別の機会に書きたいと思います。


第3に、遠近感が違います。

同じ物を2つ並べて、斜めから撮ると分かりやすいのですが、

ワイドは手前の物が大きく映り、

テレは2つ共同じ大きさに映ります。

奥行きのある物の、長さを目立たせるかどうかで、

撮り方が変わります。


そして、ドキュメンタリーで重要なのが、

撮影を意識させない事です。

隠し取りをするわけではありませんが、

ワイドのまま近くで撮ると、

被写体が、カメラを意識して演技をする事があります。

もちろん演技が必要な時もあるし、

カメラを意識した方が良い時もあります。

近くで撮った方が、収まりの良い映像を効率的に撮れるし、

被写体の人が、カメラに手を振ってくれたりします。

しかし、遠くからテレで撮ると、

被写体はカメラを意識せず、

本来のありのままの姿を出す事があります。

撮影を意識していない時は、目や表情が違います。

ありのままの表情が、そのまま映像で伝わりやすいのです。

だからと言って、何でも遠くから撮れば、

表情が良いわけではありませんが…


ワイドとテレを混ぜると、映像に変化が出ます。


ワイドとテレは、目的に合わせて選びたいです。


意図的に大きな意味がなければ、

手持ち撮影の基本は、もちろんワイドです。

特に、手ぶれが多いお父さんは、

横着をしないで、足で近づきましょう。


手持ち撮影で、手ぶれをしないコツは、

まだまだ、たくさんあります。


次回に続く。




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